これだけは知っておきたい理科の公式・法則
「これだけは知っておきたい理科の公式・法則」好評発売中です!
本書では、理科の内容を、「公式・法則」という観点でまとめています。「○○の法則」のような名前がついていないものも法則として取り上げていますが、これはエッセンスを取り上げたものと理解してください。まず「公式や法則」がなぜ成り立つのか、そしてなぜそういえるのかを疑問に思ってください。そして、「その疑問を解き明かしてやるぞ!」と、ミステリーを読むときのような感覚で読み進めてください。「あ、そうだったのか!」と少しでも思えればしめたものです。
理科は根拠のある学問です。その根拠を理解すれば、理科は難しくありません。
例えば、寒い冬、暖房の効いている部屋の窓ガラスがぐっしょり濡れていることがあります。暑い夏、冷たい飲み物の入ったグラスの表面はやはり濡れています。これらの水滴はどこから来たのでしょう。ここで、水は、空気中では水蒸気として存在していること、また温度によって空気中に含むことができる水蒸気の量が違うことを根拠として、窓ガラスやグラスの表面の空気の温度が下がり、空気中に含みきれなくなった水蒸気が水滴にすがたを変えたことがわかるのです。
本書は、理科に興味がもてない方に、少しでも理科に興味を持ってもらえるようにと願いを込めて執筆しました。
また、理科に興味のある方に、少しでも理科の知識や考え方を読み取ってもらえるようにと執筆しました。あなたが少しでも理科を好きになってくださることを願っています。