なんだかさみしい気持ちになる
毎年会社で受けている健康診断。
生活習慣病に該当する場合は、診断の数か月後に保健指導を受けるのですが、ジーコは常連となっています。
指導員の方も毎年同じ方なので「あっ、どーも。今年もよろしくお願いいたします。」から始まります。
が!!!
昨年はその保健指導を受けることなく1年が終わりました。
指導を受けなくていいという結果にうれしい気持ちもあるのですが、指導員の方に会えなかったという、何となくさみしい気持ちも…
こんにちは。ジーコです。
ジーコは普段、阪急電車を使って通勤をしています。
最寄り駅は「阪神国道」という小さな駅。
神戸から大阪までは、北から順に「阪急電車」、「JR」、「阪神電車」と3つの電車が平行して走っていて、この阪急電車の西宮北口駅と阪神電車の今津駅をつなぐ阪急今津線というのがあります。
阪急の西宮北口駅から今津駅までは、西宮北口→阪神国道→今津とすぐ。
3両編成の電車が発車してから駅に着くまで2分もかからない。
距離にしても2km程で、歩けない距離でもない。
そんな「まぁ、ないよりはあったほうが便利だよね」という路線の真ん中の駅が「阪神国道」という駅です。
ただ、駅の下には国道2号線が走っていて交通量も多ため、小さかった頃、自分の家の最寄り駅は栄えているところなんだ。
と思っていました。
小学校の頃、電車を使って通学していたため、この阪神国道や西宮北口の駅員さんには覚えられていて、改札を通るときには「いってらっしゃい」や「おかえり」と言ってくれる駅員さんも。
そして、西宮北口の駅には、愛想のいいおじいちゃんの駅員さんがいて、その駅員さんにはよく話しかけてもらっていました。
「おかえりー、楽しかったかい。」「うん。」「何の勉強したん?」「かけ算やった」
そんな家族のように接してくれる駅員さんでした。
そして、ある日のこと。
友達と駅の改札を通るとき、この日も、その駅員さんに話しかけられました。
駅員「おかえりー」
ジーコたち「ただいま」←もう家だと思ってる。笑
駅員「君らはどこの駅まで帰るの?」
友達「ぼくは夙川。」
駅員「あー、桜がきれいやろ、あの駅は。ここからやと1駅やな。特急に乗ったらあかんで。」「君は?」
ジーコ「阪神国道」
駅員「あー、いちばんお客が少ない駅ね。」
以上。
衝撃!!!
小学校低学年相手に、なに、その返し!!!
阪急夙川駅は夙川という川の上にある駅で、桜の咲く頃にはほんまにきれいに桜が見れたり、夙川駅からは甲陽園線というセレブが住む地域にへと向かう路線があったりと、何かと情報が多いんです。
確かに阪神国道については語ることがない。にしても、そんなマイナス情報を出してくるとは。
このとき「自分の家の最寄り駅は栄えている」というのは間違いであることに気づきました。
阪神国道駅は阪急電車の駅の中で乗降人員が最も少ない駅と知った日からもう40年近くが経とうとしています。
先日、8時30分頃に阪神国道駅から電車に乗りました。
ジーコが乗り込んだ車両には、先客は1人。ジーコ合わせて2人。
他の車両には5、6人ずつくらいは乗っているのですが、阪神国道から乗ったのは3、4人。
電車内で阪急電車の駅別乗降人員を調べてみたら、阪神国道はいまも最下位。
まぁ…そうだよね。
そんな阪神国道駅ですが、2026年度には駅から徒歩1分の場所に、県立病院と市立病院が統合されて西宮総合医療センターができます。
これによって、最下位脱出するのでは!?と期待を抱く一方、40年以上守り続けてきた最下位の座を離れることになるかもという、何となくさみしい気持ちもあるジーコでした。