カード胸算用

おくらです。子たちの寝かしつけが終わった後、今何かと話題のポケモンカードで妻と遊ぶことがあります。昔と大まかなルールは変わってないので、最初期のポケモン以外はほぼ知らないのに勝負勘だけでだいたい勝てます。

先だって、近所のショッピングモールにカードゲーム専門店が入ったので家族で突撃してきました。よそのちびっ子たちに混じって大量の中古カードからこれぞというものを抜き出していく妻の目は、我ら古書画蒐集家が骨董屋の軒先に山積みにされた色紙、短冊、マクリを漁るときと同じ、獲物を狙う狩人の目…。昔は欲しいカードを狙うために見境なく小遣いをはたいたり、友人ネットワークをはりめぐらせてトレードしたのに便利な時代になったものです。

最近のポケモンカードは、一部にプレミアがついて高値で取引されており、まさしく骨董品の様相を呈しています。おくらが後生大事に持っている約25年前のリザードンもなかなかの値段になるようです。残念ながら、小学生時分に熾烈なバトルで奪ったり奪い返したりを繰り返して「きぜつ」寸前のぼろぼろっぷり。シワ、シミ、折レがあると価値が下がるのも古書画同様ということか…(涙)いっそ軸装してシワとか取ったらあのリザードンもワンチャンものすごい値段で売れないだろうか?本席はムリでも待合掛けくらいには使えるんじゃね?(笑)

そもそもそんなにカードが高値で取引されるなら、歴史カードゲームをつくってユーチューバーやらテンバイヤーやらに流行らせてもらったらいいと思います。

人物カード「聖徳太子」:特殊効果:冠位十二階…自分のデックから好きな人物カードを選び手札に加えられる!

出来事カード「大化の改新」:お互いの手札をトラッシュして新たに山札から手札をつくりなおす!

おお…なんか出来そうな気がしてきました!

子どもたちも親に憚らず遊べる!歴史が(それなりに)学べる!織田信長あたりをキラキラレアカードにして1枚何百万円とかで売れば大富豪への道が開ける!一石三鳥ではないか!

真剣勝負の最中そんな妄想をしていたら、お金に物言わせてメガ進化していた妻のデックにけちょんけちょんに惨敗しました。