人魚姫いまむかし

こんにちは、Y・Yです。
5歳の娘と実写版映画「リトル・マーメイド」を観てきました。

昭和生まれの私は、アンデルセン童話の人魚姫のお話は好きではありませんでした。人魚姫がかわいそうだからです。
一目惚れした王子に会うために、声とひきかえに足をもらい、王子と宮殿で暮らすことになった人魚姫。足は動かすたびに激痛が走りましたが、王子といたいがために耐えます。そんななか、王子は別の女性と結婚しようとします。人魚姫の姉たちは、髪と引きかえに魔女からもらった剣を人魚姫にわたします。
「この剣で王子をさせば、あなたは人魚に戻れるのよ」
しかし、王子をさせない人魚姫は、海の泡となって消えます。

かわいそうすぎません?
失恋はともかく、最後に泡になるってひどすぎません?

しかし、現代のリトル・マーメイドは結末がちがいます。最後は人間になって王子と結ばれ、海の王である父親や姉人魚達にも祝福されて大団円です。

映画も、地上に憧れ、人間の生活がしてみたい好奇心旺盛な少女の自己実現のお話で、まさにいまどき女子なアリエル。そして、エリック王子との出会いは、アリエルが地上に上がるためのきっかけにすぎず、別にエリック王子でなくてもよかったような…。

父親、姉たち、王子、宮殿の人々に愛され、すくすく成長するアリエル。昔の人魚姫と違って自己投影しやすいです。安心して観ることができました。
まあうちの娘は、ストーリーがよくわかってませんでしたけど。

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