息子の初体験
こんにちは。おたかです。
息子が4月から幼稚園(預かり保育有り)に入園してはや7か月。
いろんな初体験を経験しました。
そのなかの1つが,「迷子」です。
あれは6月ごろ。
金曜日のお迎えだったので,1週間頑張ったご褒美に,近くのショッピングモールで晩ご飯を食べてました。
息子は自由なので,自分が食べ終わって暇になったら,「ごちそうさま」と行って,その場を走り去る習性がありました。
「まだやで!待ちなさい!」「ママまだ食べてないから!」と行っても,未来に向かってダッシュです。
いつものことなので,私も慣れてすぐ追いかけてました。
ところがこの日は,「ごちそうさま」と言わずに,突然ダッシュ。
母はまだ片付けやら心準備やらできておらず,すぐ追いつけず。
ここで2,3秒油断したのです。
「すぐ追いつけるはず」と。
食事の後片付けをして,追いかけようと遠くを見たら,すでに息子の姿はなし。
「あ,まずいことになった」と焦りました。
最近走るのが速くなったことを忘れておりました。
行き慣れたショッピングモールの,いろんな場所に移動するのに警戒心がない息子。
そしてショッピングモールの側には,車が多い大通りがあります。
「もし勝手に外に出たら…」と血の気が引きました。
いつも「車が走ってる道路には行かない!」と注意するのに,全然聞かない息子。
とりあえず,私も猛ダッシュで外に出ますが,姿は見えず。
そのあと,息子がいつも行ってるおもちゃ屋さん,本屋さん,雑貨屋さんを走り回って探しますが,姿が見えず。
「まずいな,本当に見つからない」
「もし事故にあったら,私のせいだ」
ますます焦り,インフォメーションセンターに行って,捜索をお願いしました。
「全館のスタッフ・警備員さんにお願いです。3歳の○○くん,赤いズボンに白いポロシャツの男の子が,迷子になってます」
まさかこんなアナウンスを聞くはめになるとは。
ショックを受けながら,私も1階から3階まで走り,探します。
すると,息子の泣き声が,遠くから聞こえました。
「おお!あれはもしや!」
猛ダッシュでその声の方に走りました。
そこには,警備員の方に声をかけられ,怖がって「あっちいくのー!」と大泣きしている息子の姿が。
(警備員さん本当にごめんなさい。)
「息子ー!!どこ行ってたのよー!」と駆け寄ると,涙を流しながら,笑顔で「ママー!」と。
警備員さんは「息子くんのお母さんですね。見つかって良かった。報告しておきますね。」と
嫌な顔一つせずに去っていかれました。
どうやら,いつも行かないスーパーを探検して,迷っていたようです。
何故だ…。
こうして,生きた心地がしない十数分を過ごしました。
油断した母が悪いのです。
次からは,絶対目を離さないことを誓いました。
息子もこの迷子体験が強烈だったようで,
それから猛ダッシュして私から離れても,「あ!」と気づき、必ず後ろを振り返るようになりました。
また,私がついてきてないとわかると,「ママー!」と戻ってくるようになりました。
一人でいては危ないとわかったようです。
痛い目にあいましたが,息子が少しだけ,用心深くなって良かったです。
もう迷子になりませんように。