悠久(有休)の時
11月某日、有休をいただいて奈良へ行ってきました。よっしーです。
目的地は世界遺産法隆寺。
関西に生まれ育ち、小,中学校の遠足でも京都、奈良には行ったはず。高校時代には京都好きの友達に連れられて何度も京都に通い、
関東の大学に入ってからも縁あって古美術研究会(なんのことはない、夏休みにみんなで京都、奈良へ旅行をするという研究会)に入ったりして、嫌いではなかった。いや、好きだったんです(♡)
それにしても今回、有休をとってまで法隆寺に行った目的は、昭和24年に起きた火災によって大きな損傷を受けた金堂の壁画の「恒久的な保存と文化財としての活用を検討」し、将来的な一般公開に向けて調査するべくクラウドファンディングによって資金を集め、協賛者は「壁画収蔵庫見学にご招待」してもらえるとのことで、ホイホイ行ってきたわけでわけです。(一口壱万円也)
大事に大事に保存されている金堂の壁画は、焼け残った状態のまま一見炭のようになっている柱もすべてがそっくりそのまま法隆寺敷地内に建てられた収蔵庫に厳重に保管されているのでございます。
一度に5人ずつの壱万円を払った人たちが30分間だけその中に入れるのです。柵はありましたが、ガラスなどで隔たれてはいません。まぁまぁ若手であろうお坊さんが10分ほど説明をしてくださり、あとは静かに静かに壁画と対面して過ごす(大声でしゃべったり、がさつに動いたりすると二酸化炭素が壁画にどんな悪影響を与えるかわからないため)のです。
ああ、なんて貴重な時間だったことでしょう。壱万円?安すぎます~!!
ただし、クラウドファンディング協賛者には通常の法隆寺拝観券(1500円也)もいただけたので、大勢の修学旅行生たちと一緒にガイドのお姉さんのお話なんかもちょっと聞かせてもらったりしながら、たぶん私が日本でいちばん好きな仏像「百済観音像」様の前では仏像オタクみたいなお兄さんたちに混ざってたっぷり何分観ていたことでしょう。結局法隆寺だけで4時間程滞在してきました。
(壱万円の元をとらにゃいかんからね)
あ~楽しかった。