着こなしとは生き方である。
こんにちは,Lady_stardust です。
ここ最近,三宅一生さん,森英恵さんと世界的に活躍したデザイナーが立て続けに亡くなりました。
とくに,三宅一生さんは,そのイケメン具合も含めて好きなデザイナーさんのひとりでした。
山本耀司や川久保玲と合わせて,若かりしころの私は憧れまくりました。。。
学生時代に,
アパレルショップでバイトをしていた私。
御殿場は富士の麓のアウトレットモールで働いていたこともあり,
色々なショップのスタッフとして店頭に立ちました。
三宅一生さんのPLEATS PLEASEでも店員をしていたことがあります。
当時,PLEATS PLEASEって,鮮やかな色彩のワンピースやトップスなどが主力商品で,
品質は抜群なのに着る人を選ぶ服として誤解されることの多いアイテムだったように思います。
「こんなド派手な色,誰が着るんだよ!」と言われることも少なくなかったと感じます。
あるとき,ふらりと現れたお客さん。年配の女性です。
鮮やかな青色のワンピースの前でしばらく立ちどまっています。
なんとはなしにそのお客さんに話しかけてみました。
すると,「着てみたいけど,こんな色,私には無理ね」とのこと。
はい,やってきました。
ショップスタッフとしては,ここが腕のみせどころです。
若者向けブランドショップにありがちな,ごり押ししてくるスタッフは論外,
着てみたいけど,欲しいけど,その勇気がないお客さんの背中を押してあげること,それこそが
ショップスタッフのすべきことだと考えていた私が,ここで言った一言は次のうちどれでしょうか。
ア 着てみたいと思った時が買い時です。今の気持ちに素直になってみた方が正解ですよ。
イ 着ている女性が美しくある必要はありません。うちの服があなたを彩りますから大丈夫ですよ!
ウ 洋服の着こなしのスパイスは人生ですから,服そのものではなくて着ている人が主役なんです。
エ 生き方は着ている服の色にも影響されます。明るい色に包まれたら,少しだけ背伸びできます。
就職先がなかったらアパレルの仕事を続けようと思っていた私は,
国内外のデザイナーについて調べまくった過去があります。
そのなかでイブサンローランの哲学にシンパシーをうけた私は,
このとき,彼の言葉をもとに接客したのでした。
正解はウで,このお客さんは「口がうまいわね」と笑顔で言って,購入してくれたのでした。
エでもよさそうですが,年配のお客さんには不向きです。若い人にだったら言ったかもしれません。
学参編集と合わせて,洋服選びもお手伝いします!(笑)