言葉が季節をつれてくる
みなさんこんにちは。はったんです。
突然ですが、俳句はお好きですか?
「昔、国語の授業で習ったっきりだな…」というお方も
「テレビ番組でやってるやつ、面白いよねー」というお方も
さまざまいらっしゃると思います。
かく言う私は、数年前まで定期的に俳句をひねっていました。
前職で「言葉の知識を増やしたいな」と考えていた際に
上司に誘われて月に一度の“句会”、
すなわち、互いに俳句を詠んで感想を伝え合う集まりに参加していたのです。
初めは
「俳句なんて、素人の私にはとてもとても…」
と丸腰で臨んでいましたが、
季語さえ入っていればオッケーよ、という
自由度の高いスタンスの会だったこともあり
みるみるうちに楽しくなりました。
さて、ここで問題です!
「ぶらんこを漕ぎてたからか理系の子」
この句の季語と季節は何でしょうか?
正解は、「季語:ぶらんこ」「季節:春」です!
私は恥ずかしながら、自分で俳句をひねるようになるまで
ぶらんこが春の季語だということを全く知りませんでした…。
「ブランコなんて365日あるじゃん!漕げるじゃん!」と思っていたので
その事実を知ったときには、何とも不思議な気持ちになったのを覚えています。
たとえば食べものひとつにしても
現在は年中いつでも味わえる食材が増えましたが、
もともとは特定の時期にしか採ったり食べたりできなかったんですよね。
こういった見落としがちな事実に改めて気づかされました。
季語を知ることは、今までとは違った観点から
季節の新たな一面にふれられるということなのではないでしょうか。
※ちなみに、なぜぶらんこが春の季語なのか、という理由については
今のところ知らないままですので、調べておきます…。