ツバメ
6月も後半になりましたが、今年の梅雨は雨が少ないですね。
こんにちは お久しぶりの”よっし”ーです。
今年生まれたツバメのヒナたちはもう巣立ったでしょうか?
我が社の近くでは子育て中の親鳥が忙しそうに餌を探して飛ぶ姿や、
あの特徴のあるさえずりを聞くことはあっても、巣を見かけることはめっきり少なくなりました。
昔、飛ぶことのできる鳥や虫には死者の魂が宿っていると考えられていたそうです。
古事記や日本書紀にもそのように読める記述があったと何かで読んだことがあります。
(伊勢物語には蛍について同じような話があるそうですね)
10年ほど前に私の母が亡くなって、49日の法要をお寺の本堂でしていたとき
お坊さんがいい声でお経をあげてくださっていました。
その声に惹かれたのか 一羽のツバメがお堂の中に飛び込んできたのです。
「あらあら…」とお経よりそっちに気を取られていたら
しばらくして、もう一羽ツバメがお堂に入って来たのです。
そしたらまあ 後から来たほうのツバメがピーチクパーチクチュクチュククビーと
(ツバメのさえずりを「土喰って、虫喰って、しぶ~い」と表現するんだそうです)
鳴くこと鳴くこと…お経に負けない勢いでさえずり続けました。
あれは完全に父と母でした。
それ以来ベランダから見える裏の家のアンテナにとまるヒヨドリや、
道案内するみたいに私の前を飛ぶハンミョウ、
わざわざ頭の周りをグルンと飛んで行くアゲハチョウにも
心の中で「大丈夫、元気にしてるからね」と語りかける私です。
先日姪が結婚して、名古屋に嫁ぎました。
うちのツバメ(娘)たちの巣立ちも近づいているのかもしれません。