ネイティヴ
歳をとるにしたがって、生まれ育った土地の言葉が段々と、
「昔は使ってた」「意味はわかる」から
「そんな言葉聴いたことない」→「そんな言葉はない」と移行しつつあります。
小さいときに外国に住んでいた子が、日本に帰国して使わないでいると、
せっかく覚えた言語を忘れてしまうのと一緒です。←それほどたいそうではないか・・・
たいそうではないけれど、広島にいる母親と電話で1時間しゃべっても、もう広島弁
にはつられません。
広島にいる友達の広島弁のメールには、関西弁で返しています。
だから、広島にある某社のかたの「たちまち、ここに入れといたらいいんですよね」
は、わからなかった。
「たちまち」=「とりあえず」ということらしいです。
私は居酒屋さんで「たちまちビール!!」なんて頼まなかった・・・はず。
もし会社が広島にあったら・・・「社長、お客さんが来ちゃったんですけど」
↑「来てしまった」と憂鬱になっているのではありません。「~しちゃった」は最上級の敬語です。
「○○さん、A4のコピー用紙がはあみてたけえ、よおけえ頼んどいてや」
(もうなくなったから、たくさん)
女子学生の会話・・・
「この間の模擬試験、いたしかったね~。うちは平均点にたわんかったわ」
(難しかった) (届かなかった)
「ほお?わたしはみやすかったよ」(そう?わたしは簡単だったよ)
高いところにのぼった子どもにお母さんが・・・
「おりんでいいけえ、そこにおりんさい」←どっちやね~ん!
(降りなくていいから、そこにいなさい)
・・・などなど。たまにインターネットで広島弁検定を見つけては、力が落ちないようにチェックを
している今日この頃です。
by chiffon-san☆