ブルース

ちょこちょこですが,近所のレンタルビデオ店を利用します。

やましいビデオとかではなくて,マンガを借ります。
マンガが好きです。
たいていのことはマンガから学びました。
結婚前には壁一面の本棚にマンガが並んでいましたが,
検閲の結果,10分の1ぐらいになりました。

そして

「マンガを1冊買うのなら,1冊捨てなさい」

という1858年を彷彿とさせる不平等条約を結ばされ,

新しく買ったものは本棚の隙間とか天袋に隠すという裏技も
ぼちぼちキャパオーバーになったため,
レンタルするという手段を思いついた次第です。

ちなみにレンタルのご料金は1週刊で1冊100円ですが,10冊で700円になります。
誰がどう見てもお得ですね。

ということで,一時期は1回に10冊毎週借りてました。
年間500冊です。

そしたらお店の方がクーポンとかをたまにくれるわけです。

「おめー、マンガばっかり読んでんじゃねえ」と。
「たまには映画でも見なさい」と。

で,クーポンが1枚あったので,久しぶりに映画でも見るか
となりまして,さて,何を見たものか。

映画って失敗したときのダメージが結構あるじゃないですか。
何かすごく2時間損した気分になるというか,
じゃあその2時間をどれほど有効に使えるのか,と聞かれても
それはそれで困りますが,
最後まで見たのに駄作だったときの,虚脱感がなんともいえない。

「よし,好きな映画を借りよう」と思いました。
これは間違いない。
歳をとったことで新たな発見もあるかもしれない。

『燃えよドラゴン』を借りることにしました。

ということで,店内をくまなく探しますが,見当たりません。
普通「洋画 アクション」ですよね。
ないんです。
あれ?ってなって,
もしかして入れ間違えてるのかなって
「邦画 アクション」とかも見るわけですよ。

何周もして,やっと見つけました。

「洋画 コメディ」にささってました(怒)。

いやいやいや。それはない。
え,ちょっと待って。あの声とかふざけてると思ってんの?

これはブルース・リーも浮かばれない。

店員を呼んで一列に並ばせて犯人を見つけたいレベル。
僕の後ろ髪がもう少し長ければ,じっちゃんの名にかけます。

まぁ,何も知らない店員がたまたま置いてしまったんだろう
と思うことにしまして,
それならばお店サイドとしても,何も知らない僕がたまたま間違えて
バカ殿のDVDを時代劇コーナーに置いてしまったことを責めれないと思います。

ちゃりこ

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