プロ

10年前の今頃、ある方からこんなことを言われました。

「1年で仕事のプロになれ。その道のプロになるのはその後だ。」と。

一瞬意味がわかりませんでしたが、その方が言うには・・・
「新人に技術面で一年でプロになれとは言わない。でも仕事をする人間としてはプロになれ。
それは、高い技術ではなく、当たり前のことを当たり前にすることだ。約束を守ること。
遅刻をしないこと。挨拶をすること。丁寧に電話に出ること。相手の立場に立って考えること。
当たり前のことを当たり前にする人の技術や能力こそが評価される。
どんなに高い技術があっても当たり前のことを当たり前に出来ない人の技術は評価されない。
社会人を長くやっていると、このことを忘れる人が多い。忘れず続けている人はわずかで、
その人たちを本当のプロと言う。当たり前のことを当たり前にしつづけていれば、先輩たちを
追い抜くことなんて簡単だ」

社会人になって3月で11年目(新卒で入った会社が3月入社の会社でして)に突入しようとしている今、このことをふと思い出しました。

今の私は編集者としては新人です。だから、せめて仕事のプロではいないといけない。

「当たり前のことを当たり前にすること」
その難しさも十分経験してきたからこそ、なおさらプロでいたいと思います。
そして、何年か後にはその道のプロでありたいと思います。