写真美術館

先日、(実は)写真が好きな私は、恵比寿にある東京都写真美術館に行ってきました。
そこで、北井一夫「いつかみた風景」と新進気鋭の写真家による2つの展示を見ててきました。

「いつかみた風景」は、安保や成田空港の建設反対など社会的な写真や、そのタイトル通り消えゆく日本の原風景の写真がおもで、すべてモノクロで静かな印象でした。

その中に、1970年に撮影された「少年行動隊」とよばれる少年らがものものしい恰好で成田空港の建設に反対している写真がありました。
少年行動隊の存在に衝撃を受けたと同時に、写真の中の少年らは少年らしく何とも言えない違和感があとをひく作品でした。

一方、対照的な新進気鋭の写真は、女性があらあらしい日本の岩場で釣りをする様子をとっていたり、中国のジェンダー問題をえぐるような写真を撮っていたりで、若い人ならではのゾクゾクするような感性があって見応えがありました。

以前は、室内の暗い写真ばかりを毎日のようにとっていたけれど…最近は全然撮れていない。
一緒に居た友達にそろそろ撮れば、とかつをいれられてしまいました。

今年は感性を磨く…がテーマの眠り猫でした。

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