君は,「シン・ゴジラ」という映画を知っているかね?

どーもmineです。

最近,「シン・ゴジラ」という映画を観た。(スマホで)
ちょっと感想とか書けそうだったので,書いてみることにする。

まず感想の前に基本情報。
この,タイトルだけで見るのをやめよっかなとか思ってしまうくらいの
ダサダサネーミングの作品は,日本人なら誰でも知っている,あの「ゴジラ」シリーズの新作であり,
しかも,かの逃げちゃダメな少年がそこそこ成長して最終的によくわからない祝福を受けるという
「エヴァンゲリオン」で有名な,庵野たる中二病ヒゲメガネが総監督を務めた映画らしく,
2016年に上映公開され興行収入はおよそ80億円の大ヒット,
現在はAmazon Primeで見放題となっている。

って皆知ってるよね。今さらでごめんなさい。
アマノジャクな私は,ブームが去ってから数年後に追っかけるという特殊性癖の持ち主なので。。
(ちなみ,私はエヴァもゴジラも特別好きなわけではない。)

さて,感想を。

ネタバレするほど深い話をするつもりはないが,観たことが無い人には少々読むのはしんどい内容になりそうなので,
「あっ観てない…(*´з`)」という人は,そっと「戻る」ボタンをタップしてほしい。

観てないのにまだ読んでるあなたは,さては性倒錯者だな!!!
オーライ!そんなあなたを祝福しよう!!!おめでとう!おめでとう!おめでとう!

さておき,まず,映画を観た感想をダイジェストでお伝えすると,
・政治家・官僚のそれぞれの立場がよくわからないけどリアルなんだろうか?
・石原さとみがうざいけどかわいい。けどうざい。
・えっゴジラきもいんですけど!(第一・二敬体)
・CGに違和感。昭和の特撮オマージュ?
・エヴァとの共通点とかはよくわかんない。
・えぇぇ,口から直接?!?!
というところなのだが,ひとつだけ,以下に考察させてほしい。
(「考察」なんていうと大仰で嫌なのだが,いわゆる王道の,「シン・ゴジラ」とは何か?を考えたい。)

世の中の漫画なり小説なり映画なりアニメなり音楽なり,いわゆるポップカルチャー(アングラも含めてなのだが)には,制作者の『メッセージ性』が含まれているのだと思う。(「ノーメッセージ」というメッセージ性も含めて。)

では,「シン・ゴジラ」の映画に込められたメッセージとは何なのか?
「シン・ゴジラ」とは何なのか?ゴジラは何を表しているのか?
ということを考えてみた。(考えさせられた)

結論,ゴジラはいわゆる『天災』の隠喩なのではないか。
(観た全員が感じたとは思うが)
「シン・ゴジラ」が公開されたのは2016年。
公開当時(今もだが),日本人の記憶として鮮明にあった『天災』とは,
2011年の3.11であることは明らかだ。

ゴジラが天災なのか人災なのかについては,強烈なネタバレになるので明言を避けるが,
いわゆる「人の力では対抗しえない大きな負の力」のメタファーとして描かれているのである。

つまり,映画「シン・ゴジラ」は,震災当時,日本(政府)がどうすることもできなかった『天災』を,
架空の日本政府が攻略する物語なのである。(震災5年後の,日本人の3.11の克服とも捉えられる)

そしてそのことから,はからずしも感じたことなのだが,
現在の2020年4月といえば,数年前は,いや,ほんの数か月前までは,オリンピックイヤーに胸を躍らせているだろうと思っていたのに,
オリンピックは延期され,マスクを求める人が列を作り,外出を自粛しろと言われ,なんとも言えない閉塞感が世界中を覆っている。
(このブログも,テレワークの在宅ワーク後に書いている。)

あくまで個人的な感覚なのだが,3.11で生じた不安感というか,焦燥感というか,閉塞感というか,,,
軽い言葉で言うと,「世界の終わり感」というものを,2020年4月にも感じている。
しかも今回は,世界中がそれを同時に体験していて,3.11のときと同様,もしくはそれ以上にコロナ以前・以後で世界が変わるような感じさえする。
(そもそも,「以後」があるのか,という不安もある。)

『出来れば世界を僕は塗り変えたい 戦争をなくすような大逸れたことじゃない だけどちょっと それもあるよな』

これは,私の世代ど真ん中の,ASIAN KUNG-FU GENERATION(通称「アジカン」)というギターロックバンドの名曲「転がる岩、君に朝が降る」の歌いだしである。

世界は変えられる。
世界とは,自分というフィルターを通して見えるもので,自分の見方が変われば世界が変わる。
世界とは自分であり,自分こそが世界なのだ。
…なんか変な「セカイ系」の話に繋がっていきそうだが。
つまり,自分を変えること=世界を変えること,なのである。
(いい意味でも,悪い意味でも)

『意識は行動を生み、行動は習慣を生み出す 習慣は人格を作り、人格は人生を決する』

これはもとは誰の言葉か知らないけど,故野村克也監督が言っていた言葉だ。
すべては意識だ。意識で人生(=自分)は変わる。

でも,意識が変わろうが,自分が変わろうが,コロナは世界から無くならない。
でもでも,無くしたいという気持ち,こんな世界は嫌だという気持ち,できることをしようという意識は確実に自分=世界を変える。

今できることは,
「ウィルスをもらわないこと」
「ウィルスを広げないこと」
この2点に尽きる。

自分の頭でしっかりと考えて,やらなきゃいけないこと,やるべきこと(逆もしかり)を見極めて,
毎日を選択していかなくてはいけないのだなと思った。「まぁ,いっか」は極力無くさないとな。

要は,負けねーぞ,コロナ!!!ってことだ。

なんだか,とても遠くまで来てしまったみたいだ。
長いうえに取りとめなくて,おもしろいオチも皆無でごめんなさい。

ともかく,「シン・ゴジラ」,おもしろいのでオススメです!(今更感)

mineでした。