私的日常

みなさま、はじめまして。
あみ、と申します。

この3日ほど、よく降りましたね。
晴れれば「日差しが強すぎる」と思い、
降れば「じめじめとうっとうしい」と思い、
なんともわがままな自分にあきれるばかりです。

でも、昨日は雨のおかげで、ふだんは見ることのできないものに出会うことができました。

私は毎日、40分ほど電車に揺られたあと、最寄り駅から職場まで、15分ほどの距離をぶらぶら歩いて通勤しています。

途中に二か所ほど用水路が流れています。ふだんは半分、水底が露出しているような、水の少ない、決してきれいとは言えない用水路です。
ところが今朝は、この数日の雨で用水路が増水し、勢いよく水が流れていました。

「あー、よく降ったなあ。水不足も解消か?」
なんて思いながら、ふとのぞき込んだら、水面に見慣れない影が。

大きな鯉が、せまい用水路を悠々と(?)泳いでいたのでした。

なんのことはない、ただの鯉です。赤でも金色でもない、にごった水と同じような色をした、あの鯉です。

でも、ふだんそこにいないはずのものがいる、というのは、それだけでなんだか特別な気がします。それだけで、一日がわくわくする気がします。

ふだんそこにいないはずのものが、といえば、少し前に、職場のすぐ近くの田んぼに水が張られたときもとても驚きました。

それまで、カピカピに乾いていた田んぼに、ある日田植えのための水が張られていたんですが、その次の夜から、カエルの大合唱が始まったのです。

いったい、どこからやってきたんだい?と思うような大合唱に、感動しながらの帰り道でした。

通勤時間は私にとって、毎日のちょっとした幸せを見つける時間でもあります。
毎日、散歩をしている気分で、のんびりのんびり歩いています。
そして、あちこちキョロキョロ、ウロウロしています。

朝、塚口周辺で、やたらと落ち着きのない挙動不審な女がいたら、それはおそらく私です。

こんな私ですが、どうぞよろしくお願いいたします。

  あみ☆