食わず嫌いじゃないんです。
ブログでははじめましての「佐吉」です,こんにちは
ちなみにこのタイトルは,私の父の話です。
私の父は食べ物の好き嫌いがとても多く,ご飯を作る母は苦労するばかり。
中でも全く食べられないもの,それは・・・
お肉。
牛も豚も鶏もすべて拒否。
断固,拒否。
もはや,人生の半分を損してる気もしますが。
宗教上の理由とか,ベジタリアンとか,そんなんでもないです。
しかも食わず嫌いでもない。
物心がつくまでは食べていたらしいのですが,ある日,「大好物のステーキ=牧場で見たあの牛」と知った瞬間,食べれなくなったらしいです。
・・・気ぃ小さっ!!
父いわく,「自分が優しいから」らしいのですが,そのくせ,魚介類は大好物なんですよね
魚だってみんな生きてるのに・・・ぶつぶつ。
そんな父が母と初めてデートしたとき,スパゲッティを食べに行ったそうです。
しかしオーダーミスで父の前に運ばれてきたのは,「ミートソーススパゲッティ」
今の父なら確実に拒否して作り直させるのですが,母の前でイイ格好したい大事なシーン。
そんな父は地道にミート部分だけをフォークでよけたそうです。
むしろそっちの方がカッコ悪いと娘は思うのですが,それは置いといて,そんな昔話に衝撃を受けた後日,
試しにお昼ご飯にチャーハン(←冷凍のですが)を出してみました。
もちろんお肉も入っていたので,パっと見で判別できるものはよけて…ですが。
でも中には小さく切ったシイタケなど,肉と見紛うトラップはいっぱい。
食べ終えたお皿の隅っこには,素人目には分からないような小さなお肉の破片が残されていました。
ここまでくると神業
と,妙な感心をした佐吉でした。