甲子園球場
ゴールデンウイークに、甲子園球場へ野球観戦に行ってきました。
最近の球場はどこもきれいですね。
おしゃれで明るく、健康的な雰囲気です。
私が子どもの頃、父に連れられて、よく甲子園に行きました。
(まだラッキーゾーンがあった頃です。)
阪神タイガース創設以来のガチガチのファンである祖父の熱い血潮をそのまま受け継いだ父は、
幼い娘を洗脳し、甲子園に足繁く通っていたのでした。
その頃の甲子園のイメージは、「酒とタバコとオヤジと黄色」でした。
今のようにスタンドは禁煙ではなく、家族連れや若い女性ファンよりおっさんファンが多数を占めており、
ピンクの応援グッズなんてものも存在しませんでした。
売り子さんもほぼ男子学生のバイトで、野太い「ビールいかがっすかぁ~」という声が方々から聞こえてくる。
今のように、かわいい女の子が笑顔で話しかけてくるようなことはまずありませんでした。
(ビールもサーバーではなく、缶ビールを持って売り歩いていましたねー。)
当時は、ラッキーセブンにジェット風船を飛ばすというイベントが少しずつ浸透し始めた頃でした。
まだスタジアムに映像と音楽の演出はなく、応援団のおっちゃんのトランペットに合わせて風船を飛ばすという、
手作り感のあるイベント。
そんな甲子園球場にもいつのまにかDJの場内アナウンスが始まり(ウグイス嬢も健在ですが)、
チアリーダーでしょうか、スラリとしたおねさま方のパフォーマンスも見られるようになりました。
ファン層も広がって、一体感もあって、野球に興味がない方でも楽しめるのではないでしょうか。
でも。。。
なんでしょう、子ども時代に父とともに訪れていた甲子園球場が、未だに私にとっての甲子園像なのです。
当時、阪神タイガースはPL学園にも負けると言われたほどの弱小チームでした。
応援しても応援しても負けが込んで、優勝どころか勝ち越しも夢のまた夢…。
そんなチームを心から応援し続けるおっさん達のメッカ、甲子園球場。
幼い頃は実家のまわりにたくさんあった田んぼが、家やマンションやお店に変わっていったとき、
ちょっと寂しい気持ちになったものです。
久しぶりの甲子園で、同じような気持ちになったねえさんでした。
ちなみに…ゴールデンウィークは、こどもの日特別企画として、
入り口で子どもたちにグッズをプレゼントしていたのですが、
スタッフのおねえさんは一瞬、私に渡そうとしていましたよ。アラフォーやっちゅーねん!笑