Stay strong

この2週間は、東北の地震と福島の原発問題、関東地方の計画停電の報道に釘付けです。
被害があまりにも甚大すぎて、胸が痛くなるばかりです。
16年前の阪神大震災では淡路島の震源地の隣町にある夫の実家が半壊状態になりました。
海辺の町で多くの家が崩れた状態も目の当たりにしました。
私が住んでいる市の駅がくずれた報道が流されると、親戚や何年も疎遠になっていた友人たちから
心配の電話をもらったりしました。
どんな状況でも家族が無事であるということが何よりのことだと痛感しました。

今回は一般的な募金のほかに、私には何ができるのか・・・
パッチワークを習っている先生の生徒さんで今回の震災にあった生徒さんの話を聞きました。
その人は岩手県のある町で漁業組合に勤めながら、毎月深夜バスに乗って、神奈川県の先生の
ところに何年もレッスンに通っていました。
あと何年、あと何か月・・・貯金しながら、ついに昨年の12月に念願のキルトショップを開きました。
先生もお祝いに無料講習会にかけつけました。
その、夢のキルトショップが今回の地震によって壊滅状態となってしまいました。
幸いといえるのかどうかわかりませんが、津波の被害は受けずにすんだようですが、その講習会に
きてくれた人たちの行方がわからない、つながった最初のメールは「これからどうしていいかわから
ない」というものだったそうです。
その後落ち着きを取り戻したメールが届いたそうですが、あまりにも重い負担が彼女の肩にのしか
かったことにはかわりがありません。

私にできることは、先生の意思に賛同して彼女への募金と手作り仲間による復興キルトを作る
こと。一つ一つにメッセージを入れたモチーフを集めて、それらを繋ぎ合わせて、いつかまた彼女の
お店にそのみんなの想いがこめられたキルトが飾られることを祈って。

★chiffon-san