コインランドリー
雨降りが続き、洗濯ものが乾かない…
タオルの在庫が残りわずかになり、コインランドリーにむかいました。
営業時間ぎりぎりに着くとおじいさんが最後にいいよと言ってくれ、
乾燥機にぽいぽいほうりこみました。
外から、ギャオッギャオッと変な鳴き声が…
見に行くと小さなロシアンブルーもどきの
猫がうずくまっていたので暇つぶしに遊んでいました。
おじいさんは、「グレーやろ。グレーやな。いつもついてくる」
と困ったようなうれしそうな顔でそのままふたりで自宅に
向かっていきました。
乾燥機の表示はあと10分ほど。
缶コーヒーをすすっていると、若いお相撲さんが赤い自転車に
乗ってやってきました。
洗濯当番なのかみんなのたくさんの洗濯物をかかえて。
小さなコインランドリーにお相撲さんと二人きり。
話しかけるべきか、かけざるべきか悩みながら、
友達にメールで実況中継。
「何それ、超ウケル」と帰ってきた。
「でしょ」
そのまま結局話さなかったけれど、なんだか面白くて。
なかなかないシチュエーションに平和を感じるわたし、眠り猫でした。