はるばる来ぬる

初めまして、ぎょんと申します。

入社してから5ヶ月が経ちました。

マイプランの周りの方々は本当に優しくて、面白くてとても毎日が楽しいです。

おかげでなんとか頑張れております！

さて、突然ですが私の趣味は旅です。
とにかくどこかに行きたいという人間です。

今はライフステージが色々と変わり、そう簡単にどこかにも行けなくて趣味と言えるほど旅もしていません。
（最近行ったところは尼崎城です。結構見応えがあって楽しかったです）

ですが、大学時代はバイトで貯めたお金をほぼ全て旅に費やしていました。

それも国内。

大学2年の春休みに、青春18きっぷを2枚買い、

実家の群馬から鈍行で静岡、岡山、博多、熊本、鹿児島、大阪、京都…そして大学のあった新潟へ戻るという

10泊11日、乗車時間64時間停車694駅という旅が最長でした。

それも別に何か目的があったわけでもなく、「そうだ、旅をしよう」と思い立ってその日に家を出ました。

綺麗な景色も出会った人も美味しい食べ物もまっっっったく覚えておりませんが楽しかったような気がします。

博多の泊まるホテルが心霊スポットだったり、

京都で21時過ぎに伏見稲荷の階段を登って人っ子ひとりいない怖さに泣いたり、

夜桜が綺麗なのに誰とも分かち合えない悲しさで泣いたりそんなことばかり覚えています。

そういえば、この時初めて大阪に降り立ったわけですが、

右も左もわからず携帯の電源も切れていてホテルの場所も分からず……
しかし、大阪に来たのだからせめて串カツを食べようと駅の表示板に従ってなんとか新世界に辿り着いて

キョロキョロしていた私に、声をかけてくる人がいました。

「姉ちゃん、道に迷ってんちゃう？　飲み行かへん？」そう、ナンパおじさんです。

人生初のナンパがこれで（いや、道を教えてくれよ）と思いながらも疲れ切っていた私は曖昧に断りました。

おじさんは、「ほな」と言って明らかに他人のその辺に置いてあった自転車に跨って、

数メートル先の子ども連れのお母さんに同じように声掛けをしていました。

すごい場所だ、関西。
これが関西なのか。

そう、私は思ったものでした。

あの時の私に想像できるでしょうか。
数年後自分が関西に住むことになることを。

人生は旅とよく例えられるものですが、本当にそう思います。

さて、これからの自分はどこに行くのだろうかと自分のことながら他人事のように楽しみでなりません。

旅はこれからもまだまだ続きます。