イシの話をしよう
昨年の健康診断,体調を整えて満を持して臨んだ結果,まさかの再検査。血尿が出ているとのこと。
えー,そうなの?自覚症状ないんですけど?
と思ったその日の晩,血尿を目視で確認。ちょっと引くぐらい鮮やかなやつ。夜中なのにトイレで「うわっ!!」って大きな声が出るぐらいのやつ。
翌日,慌てて泌尿器科に行きました。早速尿検査をしましたが,やはり血尿だそうです。
それはそう。知ってる。昨日鮮血が出てたもの。
エコー検査をしましたが,エコーでは異常は認められないとのこと。
「原因究明のために,紹介状を書くから近くの大きい病院でCTを撮ってきてください。それを見て,判断しましょう。」
「どういう原因が考えられますか?」
「まず結石の可能性がありますね。痛みとかはないですか?」
「いや,全然ないです。」
「そうですか。石以外であれば,何か病気かもしれません。もしCTで異常が見つけられなかったら,カメラを入れて検査することになります。」
「……カメラ?」
「カメラです。」
「入れる?」
「入れます。」
「入りますか?」
「入ります。」
大きな病院の紹介状をもらい,翌週のCTの予約をその場でとってもらいました。もしCTで異常が見つからなければ,物を入れるようにはできていないところからカメラを入れなければいけません。しかし,もしCTで異常があるということは結石確定。どれだけ痛いかは知っている。
地獄の二択。
どちらを祈るのが正解かもわかりませんでしたが,とりあえず血尿は続きました。
そしてCTの予約当日,朝起きて,しばらくしてから動けなくなるぐらいの激痛。
結石確定(8年ぶり2度目)
もう原因わかっちゃったんですけど?
今からCT行かなくちゃいけないんですけど?
もう少し早く,もしくは遅く来ることはできなかった?
わりと近くの病院だったので,歩いて行こうと思っていましたが,とてもじゃないけど痛みで歩けないので,車で行きました。
悶えながら受付して,CT室へ向かいます。
ちなみにこの病院はCT室の向かいに結石破砕室があります。
マイプランにはSixTONESのメンバー(6人の石持ち)が数名居ますが,結石破砕室を体験したことのある猛者は1名です。
CTの技師さんに「石が居ると思います」って伝えて撮りました。
原因はすでに究明されているので,石の記念撮影のようなものだなと思いました。
約1万円かかりました。
そんな石の写真が下になります。

まさにこの白いところです。
泌尿器科の先生に「結構大きいな。5~6mmですね。」って言われました。
そして正面から写した写真が下になります。

赤丸に石があります。本来は左側のように尿管がこんなにはっきりと写らないものです。石によって尿がせき止められたことで,尿管が膨れているのがわかりますね。激痛です。
原因がわかったためカメラは逃れましたが,経過観察ということで,半年後にまた来るように言われました。ちなみにStoneはRollingしてほしかったけどStayingです。
結石の痛みには波があり,管にいる限りは痛みの恐怖が続きます。
時折襲い来る痛みに耐えること数回。数日後,出ました。
前回の結石は結局出たのかどうかわかりませんでしたが,今回は当日朝から不調で,はっきりと通っていく感じもわかりました。産まれるっ!ぐらいの気分でした。
会社の男性用小便器では大きすぎて流れずに引っかかったため,ピックアップし,石けんで洗って記念に保管することにしました。
さんざん苦しめられた相手ではありますが,こうやって眺めると愛すら感じます。石彦と名づけました。

そして長い戦いを終えた半年後の年末,経過観察で訪れた泌尿器科で尿検査の結果,お医者さんに言われました。
「尿が非常に酸性化しています。」
「それはつまり?」
「結石をつくるのに,非常に適した環境です。」
薬をもらって酸性化をおさえることになりました。次は3ヶ月後。
ちなみに次の診察に前回出てきた石彦を連れていったら,今後の治療,再発予防のために成分を分析してくれるそうです。
でも,やはり石彦は砕かれることになるとのこと。
さよならするのはつらいけど,仕方がない。次の回までごきげんよう。
俺たち(SixTONES)の戦いはこれからだ!
ちゃりこ